中学受験!「さぴあ」より2022年入試を振り返る 出題傾向のなっちゃんまとめ

中学受験についての苦労を共感したり、過程や成果を参考にしたりしてもらえたらなーと思って書いてます。

  • 子供の勉強を見るだけで手一杯で、進学情報誌まで読む時間がない方
  • 難関校の中学受験を考えてる方
  • SAPIXに興味がある方
  • 中学受験に協力的ではない私のパパ

SAPIXが出している進学情報誌「さぴあ」より2022年の入試についてタメになりそうなところをまとめてみました

目次

中学受験における算数について

  • 算数の出題傾向は例年を踏襲し、典型題にひと工夫加え、対応力を見る問題が増加

    これまで通り受験生の力の差が表れる問題が目につく。たとえば、問題の条件を一つ追加したり、計算過程を一つ増やしたりと、ちょっとした“ひねり”を加えることで点差がつく様にした問題が多い。

    つまり、みんなが解けない様な難しい問題や、全員が解けるような簡単な問題を減らして、「力ある受験生はできるが、一部の受験生は篩い落とされる」という問題が多い。
  • 分野別「場合の数」について

    場合分けをして計算処理して終わりというような、見慣れたものだけではなく「こういう条件の時に、それに当てはまるものは何通りありますか」といった問い方で、その場で試行錯誤して当てはまるものを探し出さなくてはならない問題が多くなっている。

  • 「速さ」の分野について

    グラフの読み取りと作成というような、問題を解くまでに1段ハードルがあるものからの出題される傾向がある

中学受験における国語について

  • 混沌とした社会にあって国語に求められるのは「地に足のついた学力」

    今年は昨年に比べて、問題が難しくなっている傾向。首都圏の学校では、文章の出典は例年通り、2021年に出版された作品を採用したものが全体の3割強。2020年までを含めると5割強。

    世の中が混沌しているなかで、社会の表層的な流れを追うより、地に足のついた、きちんとした学力を試したいと思わせる問題が目立つ。
  • 大学入学共通テストを意識した問題が増加。

中学受験における理科について

理科で問われたのは身の回りのものと結びつけて考える力

簡単な問題が多かったが、聞き方を工夫したり、幅を広げて知識を聞いたりするなどして、ただ単語を覚えていただけでは答えられないような工夫がある。こうした問題では、どれだけ身の回りのことを自分のこととして実感をもって理解しているかということが大事。

ここ数年の傾向として「対応力を測る問題」が多い。難度が高い問題をどれだけ解いたかではなく、きちんと問題を解く力がついたかどうかが試される。

さらに、身の回りのものを題材とした問題がさらに増え、身の回りにあるものと結びつけて勉強してきたかどうかが問われる問題が多くなっている。

中学受験における社会について

今、社会で起きていることを知ってほしい。社会科の問題から伝わる学校側のメッセージ

社会科はここ数年、傾向そのものには変化はないが、単に覚えているだけでは通用しないものが増えている。

  • 地理について

    これまで受験生が見たことがないような資料を出して、自分が知っていることとつなげて考えられるかどうかを試す、そうした受験生の理解度を問うものが、年々増えてきている。
  • 歴史について

    事実だけではなく、それに関連することまで考える“幅の広い学習“をしないと対応できない問題が出る

  • 公民について

    社会の中で関心が高まっている課題が出る傾向が強まっている。また、中学入試においては出題に当たってほとんどタブーがない。賛否が大きく分かれ、どうしても個人の主観が入り込んでしまうものや、デリケートな問題など、大人であっても正面から扱うのを少し躊躇するような話題でも、子供たちに考えさせる。

中学受験で大切なこと

  • 人の話を聞けるかどうか
  • やるべきことを妥協なくやれるか
  • 自分に向き合えるかどうか
  • 基礎・基本が大事

学習姿勢や学習習慣は、究極的には人の話をきちんと聞けるかどうか、やるべきことを妥協なくきちんとやれるかということ

勉強を進めているとどんなにできる子であっても、壁にぶつかることはあります。そのときに自分がどのように授業を聞いてきたか、どうやって解いていたかといったことの反省ができるかどうか、反省して直そうと思えるかが大事。この問題ができればいいから、あと3回解こうとか、この分野をたくさん解こうとか、自分のことは見ずに、問題を見て「物量」で突き進めてしまうことがよくある。そういうやり方では、そもそも自分がした」ミスが直ってないので入試本番になったときに失敗する確率が高くなる。自分に向き合えてない子は同じミスを繰り返してしまう傾向がある。何か上手くいかなった時は、自分にきちんと向き合って勉強を進めていくことが必要。

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このブログを運営している人

「日本の男には負けない!」をモットーに頑張ってきた中国生まれ、中国育ちのキャリアウーマンです。でも実はとても寂しがりで家族で何かをすることが大好き。やる気のないパパを無理やり巻き込み、いくつになっても甘えん坊のバブバブキと中学受験でいい結果が残せるように努力しています。

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